屋根のリフォームをお考えのお客様に、ご提案から工事完成までの施工プランと、実際の案件を参考に『屋根・外壁』のリフォームをご紹介します。
今回ご紹介させていただきましたのは、東京都羽村市のT様邸のご了承をいただきご紹介するものです。
今後、屋根(外壁)リフォーム・修理のお考えの皆様の参考にしていただければ幸いです。
オーナー様からごの相談とリフォームの希望
今回のご相談は、築18年一戸建て物件の屋根リフォーム及び、オーナー様のご希望から外壁全面塗装のご依頼があり弊社にてご提案させていただきました。
ご希望にお応えすべく、現状について面談させていただき、その内容を詳しくご紹介します。
2. 外壁の黒ずみなどの汚れが目立つようになった
3. 二階西側の窓周辺から雨漏りがする
4. 雨樋が色褪せ劣化しているように思う
ご相談内容をもとに、第一段階として家屋全体の現状診断をご提案し合意!屋根から外壁に至るまで診断を実施しました。
|屋根の現状診断
屋根の現状を詳しく知ることで、最良の解決策をオーナー様とご一緒に考えていきます。
その為に必要な資料として、屋根の診断はとても重要なことです。
診断内容は、オーナー様にも一目でご理解いただけるよう、必ず写真に撮り現況並びに問題点をご説明いたします。
2. ひびや割れが目立つ
3. さらに、近年関東を襲った台風の影響でさらにひび割れが進んでいる
4. 屋根材が浮いてきている
5. 北側の日が当たらない屋根は苔で黒ずんでいる
6. コロニアル屋根材の限界が近づいている
診断結果を踏まえ
|外壁の現状診断
今回はオーナー様の希望もあり、外壁の塗装工事も行いますので、外壁の診断も実施しました。その際、外壁の採寸も行っております。
※参考資料として、お屋敷の図面をお借りすることができ大変助かりました。ご協力に感謝します。ありがとうございました。
外壁の現状をチェック。写真に撮りその詳細を報告。
2. 窓サッシ部分の繋ぎ目シーリング破損
3. 外壁にひび割れが発生している
4. 雨漏りの原因にシーリングの劣化が考えられる
※シーリング材の劣化による弊害は『外壁の目地、間げき(隙)部分、防水性、気密性などの機能を損なう』など影響が出ます。
ご覧のよに、各所でシーリングの経年劣化と外壁のひび割れなど発生しているのが現状です。この診断結果をオーナー様に報告しご理解をいただき、
初見(屋根・外壁の診断)結果を踏まえ、オーナー様にご報告、ご希望に沿って『屋根・外壁』のリフォームをご提案させていただくことで合意に至りました。
ここからは、屋根リフォームの計画ならびに施工についてご紹介していきます。
施工スケジュールは、外壁の塗装工事終了後屋根リフォームの順に工事を進めますが、本題である屋根リーフォーム工事から詳しくご紹介します。
屋根リフォーム(葺き替え)のご提案
診断結果を踏まえ、弊社が屋根のリフォーム(葺き替え)と外壁の劣化具合から外壁塗装をご提案、正式に工事依頼をお受けします。
第二段階として、オーナー様のご要望をお聞きし、施工に向け、屋根材や外壁の色など細かくお打ち合わせし施工準備に取り掛かります。
|オーナー様のご希望
今回のリフォームに際し、オーナー様にご納得いただくために、面談し詳しくご希望をお聞きします。
2. 二階の窓から雨漏りしてくる、対策をお願いしたい
3. 外壁はどっしりした重みのある塗装を希望する
4. ベランダの防水
5. 雨樋が色褪せてきたので取り替えを希望
弊社では、オーナー様がご納得行くまで必要であれば何度でも訪問し、ご意見・ご要望をお聞きし最良の策でご提案します。
ここからは、施工に伴うお見積もりから施工まで、画像とともに解説します。
|屋根材のご提案
現状を診断した結果、屋根のリフォーム(葺き替え)と外壁の劣化具合から外壁塗装をご提案し、オーナー様より正式に工事依頼を受けます。オーナー様のご希望にお応えし屋根材を選びます。
■10種類の屋根材から選択
2. ガルバリウム鋼鈑
3. アスファルトシングル
4. 陶器のタイル
5. ジンカリウム鋼板(自然石粒付鋼板屋根)
6. テラコッタの屋根
7. 銅板屋根
8. セメント瓦
9. 陸屋根
10. トタン屋根
今回使用したのは『ジンカリウム鋼板屋根材』です。オーナ様が希望する『自然なイメージの屋根』をテーマに、自然ストーンの豊かな表情を再現する格調高いデザインの石粒付鋼板屋根材の『SKY Metal Slate』をおすすめしました。
ご提案した屋根材は、建物に優しく、強くて軽く地震による横揺れを抑えてくれる『自然石粒付鋼板屋根材』です。
雨音を抑え日射熱も和らげる特徴があり、なにより、耐久性に優れている点がおすすめする理由です。
|ジンカリウム鋼板屋根材の特徴
下記の資料は『SKY Metal Slate』の詳細を参考までにご紹介するものです。
画像をクリックしていただければ拡大し見やすくなりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
『SKY Metal Slate』はオーナー様も大変おきにいりいただいた屋根材です。
デザインは・・・
『スカイメタルスレート』
屋根の色は・・・
『チャコール』
とても格調高いデザインで、見た目にも重厚感を感じさせる屋根材です。
お見積り
ご契約をいただきましたら、工事全体のお見積りを提出します。
お見積は、オーナー様のご納得のいくまでご相談し、合意に至るまでご提案させていただきます。
並行して、外壁の色見本をお見せし、ご納得いただいた上で外壁色を決定します。
施工に関してのお見積もり金額は、お屋敷の広さや屋根の状況により工事内容が変わってきますので施工費用(参考価格)は差し控えさせていただきます。
※お見積は弊社のみの見積もりではなく、他社との相見積もりをおすすめします。
オーナー様の希望が叶える施工でお決めいただければ幸いです。
弊社は『経験豊かな技術とサービス』で、ご提案させていただきます。
工事スケジュール
ご契約をいただきましたら、最終の工事お見積もりと工事日程表を作成し提出いたします。
工事手順は下記フローチャートで示す通り工事工程表に基づき施工を進めてまいります。
工事スケジュール表を作成しオーナー様と日程調整をおこなます。
工事日程が決定しましたら、近隣様へご挨拶に伺います。
足場の設置
◆お屋敷全体に足場を組みます。『工事期間中の安全を確保するために足場は必要です』
◆より安全に足場を組むため、オーナー様のご了承のもとカーポートの屋根を一時撤去し、頑丈な足場を設置します。
屋根の葺き替え(屋根リフォームの手順をご紹介)
本来の目的である、T様邸の屋根のリフォームを工程順にご紹介していきます。
|古い屋根の撤去
古いスレート(コロニアルともいう)屋根材の撤去から下地材の搬入、屋根への機材と屋根材を運ぶためのリフトを設置します。
◆本屋根の南屋根から北屋根、そして下屋根のスレート屋根材を撤去します。
◆撤去されたスレート屋根材は必ず砕いて専用袋に入れ廃材所にて処理されます。
|野地板を貼る(下地)
スレート屋根材の撤去が完了したら、すぐに野地板を取り付ける作業に移ります。
野地板の目的は屋根を支えるための下地の板のことです。
上屋根(本屋根)から下屋根まで、一寸の狂いなしに野地板を張っていきます。
|防水シートを敷く
野地板の上面全体に防水シートを張ります、その効果は『屋根だけでは雨水を完全にふさぐことが難しい』からです。
屋根全体に防水シートを張り最後に役物墨だしを施す作業に取り掛かります。
役物は、下地張りのコーナーや開口部などの納まりに施工します。
下地、防水シート(役物)すべて完了し、屋根の葺き替え準備を完了する。
いよいよジンカリウム鋼板(自然石粒付鋼板屋根)『スカイメタルスレート』の葺き替えに取り掛かります。
新しい屋根材への葺き替え
|断熱材を貼る
屋根を葺く前に断熱材を敷き詰めます。断熱効果をさらに強化し、熱の移動を遮断、屋根からの熱を室内に伝わりにくくする効果があります。
|石粒付鋼板屋根材『SKY Metal Slate』の葺き替え
本屋根葺き替え施工です。(南側・北側の屋根葺き替え)
下の部分から丁寧に屋根を葺いていきます。
■本屋根(上屋根)の葺き替え
■下屋根の葺き替え
下屋根も同じく『SKY Metal Slate』屋根材を葺いていきます。
|屋根板金の取付
屋根板金は、屋根のつなぎ目から雨水や風が入らないように、また、害虫などが侵入しないように保護する金属の平たい板で接合部を覆うことで、屋根の葺き替えに大変重要な作業です。
|雨樋の取付
初見で雨樋の色褪せや詰まる原因の自然ごみの付着があり新しく雨樋を取り替えました。
屋根の葺き替えと雨樋の取り替えが完了し、基本的な屋根リフォーム工事が完成しました。
■屋根リフォーム完了チェック
工事完了の報告とオーナー様立ち会いのもと施工各所の最終確認をします。
リフォーム前とリフォーム後の完成を写真で比較してみたのでご覧ください。画像の(< >)を左右にスライドするか、または画像をクリックしていただきますと比較幅が変わります。
外壁塗装のご提案と施工(オーナー様のご希望により施工)
外壁塗装工事は、色見本からお選び頂き、最終お見積もりとさせていただいております。
今回は,オーナー様より、重厚感のある色合いをお望みで合ったため、ブラックをメインに色合わせし『ライトブラック(色見本ブラック25番色)』を選択されました。
続いて、作業工程並びに作業内容を画像でご案内します。
|塗装の作業工程
外壁塗装は6つの工程をふみ仕上げていきます。また、塗装は少なくとも3度塗り以上を心がけ仕上げていきます。
2. シーリング
3. 下地塗り
4. 中塗り
5. 上塗り
6. 仕上げ塗り
作業工程に基づき各項目を画像でご紹介します。
|外壁洗浄
【外壁の洗浄】
外壁塗装を行うために最初にすることは、外壁の汚れを落とすことです。
むらなく塗装するためには、この作業はとても重要なことです。
外壁の洗浄が終わるといよいよ外壁塗装工事が始まります。
その手順を画像でご紹介します。
|養生とシーリング
古いシーリングを剥がしとり、新しくシーリングを施します。
この作業は雨漏り対策にもなるので、隙間なく丁寧に塗っていきます。
■古いシーリング材を剥がす
■外壁全面にシーリング部分への養生を施します
外壁のひび割れ部分が完全に破損しました。でも心配はいりません。破損部分を修正しシーリングではめ込んでいきます。
■養生が完了したら、隙間を一つ一つ丁寧にシーリングを塗る
シーリングガンで隙間なく塗っていきます。ここで重要なのは、少しの隙間から雨が侵入してくるので慎重にシーリング処理を施します。
|下地塗装
塗装の初期段階です。白いペンキを壁面全体に塗装します。
今回の塗装は塗装用ガンを使用することなく、手動で丁寧に塗っていきます。
|中塗り
ご希望のライトブラック(№25番色)中塗りを始める。(二度目の塗装作業)
|上塗り
基本的には本塗り(三度目の塗装です)
すべての工程で慎重かつ丁寧に塗装を行います。
|仕上げ
細部に至るまで塗りムラがないかチェックします。
最終的に仕上げ塗りを施し完成です!!
塗装が完了したら、こちらも丁寧に養生を剥がします。
【外壁塗装完了時のチェック】
何度も上塗りを重ね、ようやく塗装工事が完成します。オーナー様立ち会いで最終確認を行い問題がなければ完成です。
(人感ライトも取り付け)
ご希望通りの屋根リフォーム・外壁塗装工事が完成しました。
この時点で足場は撤去します。
追加工事『ベランダの防水工事』
ご依頼いただいたリフォーム工事の追加工事として、2階ベラン部分の防水工事を施しました。
古く剥げてきた防水塗装部分を取り除き、新しくポリプロピレン樹脂を張り替え防水塗装を塗ります。今回も2度塗りで処理し、より強固な防水処理を施しました。
最終チェック
全ての作業が完成し、オーナー様に立ち会っていただき最終チェックをします。
この段階で、気になる部分を遠慮なく言っていただき、必要であれば補修作業を施します。特に問題がない場合、屋根・外壁リフォーム工事終了とさせていただきます。
工事終了に伴い、足場の撤去と現場周辺の掃除を行い、ご契約いただいた工事を完了させていただきます。
【T様邸屋根リフォーム完成】
T様邸屋根・外壁リフォームのまとめ
今回ご依頼をいただいた施工工事は『屋根リフォーム』と『外壁の塗装』工事です。
オーナー様のご希望は
1. 軽量で耐久性に優れている屋根材で吹き替えてほしい
2. 二階の窓から雨漏りしてくる、対策をお願いしたい
3. 外壁はどっしりした重みのある塗装を希望する
4. ベランダの防水
5. 雨樋が色褪せてきたので取り替えを希望
ご希望にお応えすべく、屋根材に『ジンカリウム鋼板(自然石粒付鋼板屋根)』を、外壁にライトブラックを使用。
弊社は、工事完了後のアフターサービスとして、メンテナンスのご希望があれば遠慮なくご相談いただければ幸いです。
弊社は、お客様の大切なお屋敷をお守りいたします。