瓦棒工法による屋根の葺き替え工事のご紹介

皆さんこんにちは。

秋も深まり、朝夕がとても寒くなってきましたね。この時期、気温の変化で体調を崩される方もいると聞いております。健康面に気を付けて、どうかご自愛ください。

さて、今回は、お客様の屋根の葺き替え工事を施工させていただきました例を、ご紹介したいと思います。

屋根のリフォームや修理をお考えのお客様に、ぜひ、参考になればと思っております。

瓦棒工法による屋根の葺き替え工事

◆老朽化した金属屋根の葺き替え工事【瓦棒工法】

 

今回の工事は、屋根の老朽化で葺き替えを考えている、調布市にお住いのお客様です。

現状では、金属屋根の老朽化で全体的に錆(さび)が目立ってきており、葺き替え時期が迫ってきている状態です。今回の施工方法は現状と同じ瓦棒工法をご提案、工事着工となりました。

今回の瓦棒工法で使用する屋根材は、スタンビー屋根(ガルバリウム鋼板)をご提案させていただきました。

|瓦棒工法について

今回ご提案させていただいた施工方法は、『瓦棒工法』といい、屋根の傾きに沿う立てのラインに出っ張りがある葺き方です。その出っ張りの中には『芯木(しんぎ)』と呼ぶ木の棒が入っているのが瓦棒の特徴です。芯木は垂木と呼ぶこともあります。

|ガルバリウム鋼板とは

その昔使用されていた金属屋根は、トタン製が多く錆に弱く寿命も短いとされています。現在では錆に強く長寿命、そして、雨仕舞も強度されている『ガルバリウム鋼板』をおすすめしています。

瓦棒工法による葺き替え工事をご紹介。

 

工事着工前準備として、現場では危険が伴い、また、ご近所様にご迷惑をかけないように足場を組ませていただきます。

|【工事の手順】

 

まずは片面から作業を開始し撤去します。天候(急な雨☂)による作業中断も考えられことから、事前に問題が起こらないよう片面から準備していきます。

 

1. 現状の屋根部分を剥がす作業です。古い屋根材や防水シートに、古い野地板を剥がし撤去します。(下記写真は古い防水シートを剥がす作業です)

 

2. 全て撤去し終わったら、次に新しい木製の下地である野地板を張っていきます。これで、雨が降っても室内に影響することはないです。

 

3. 野地板を貼り終わったら防水シートを丁寧に張っていきます。防水シートはゴムアスファルトルーフィングという素材で高温から低温まで温度範囲に優れた特性を持ちます。

 

4. 防水シートが張り終わったら、今回の瓦棒工法である『芯木』を取り付けていきます。この部分が出っ張り部分となります。

 

5. さて、いよいよ仕上げの錆に強く長寿命、そして、雨仕舞も強度されている『ガルバリウム鋼板』を張って屋根の葺き替えが完成です。

お客様に、工事完了の報告後、立ち合い確認をお願いしております。

ガルバリウム鋼板による瓦棒工法での葺き替え工事の完成

 

以上瓦棒工法による屋根の葺き替え工事をご紹介しましたがいかがでしたか。屋根葺き替えやリフォームの参考になれば幸いです。

屋根の葺き替え工事には、ご予算や短期間工事などにより、工事内容が変わってきます。

屋根の修理は葺き替え工事とカバー工事の2種類があります。葺き替えやリフォームをお考えであれば、予算と、工事の期間などお考えになり、ご相談されることをおすすめします。