屋根材を選ぶポイントとは!?おすすめする屋根材を徹底解説します

弊社ホームページにご来訪いただきありがとうございます。

今回は屋根リフォームにおける屋根材の種類や、リフォームするときの屋根材の選ぶポイントをご紹介します。

また、屋根材の特徴やメリット・デメリットについても解説させていただきますので、屋根リフォームをお考えの際、参考にしていただければ幸いです。

#️⃣屋根材を選ぶ3つのイントとは!?

リフォームを考えた時最初に頭に浮かぶのが屋根材選びですね❗️

そして最初に思い浮かべるのが…

「費用はいったいいくらかかるんだろう…」

「工事日数はどのくらいかかるのかな?」

「2度目のリフォームしたくないよな〜〜!耐久性も考えなければ…」

このように、リフォームを考えたとき、どんな屋根にしたいか迷うところです。そこで役に立つのが屋根材を選ぶときの3つのポイントです。

『屋根材を選ぶ3つのポイント』
・価格
・デザイン
・耐用年数(耐久性)

この3つの選び方についてさらに詳しくご紹介します。

🔸屋根材の価格

屋根材ってその性質や特徴で大きく価格差が発生します。

価格を控えてリフォームしたいとお考えの場合は比較的安価な金属屋根材の『ガルバリウム鋼板』『石粒付鋼板』などがあります。

最も安価なのは金属屋根材の『トタン屋根』ですが、錆び(サビ)や耐用年数が短いなど難点もあり現在ではあまり使われなくなっています。

特に価格も施工日数も抑える事ができる『カバー工法』には、これらの金属屋根が最も多く使われています。

🔸屋根材によって屋根のデザインが大きく変わる…

屋根材で屋根のデザインも大きく変わります。

デザイン性と言えば屋根のスタイルや色合いです。

石粒付鋼板や海外で多く使われているアスファルトシングル屋根材は石粒の色によってカラーバリエーションが豊富にあります。

🔸耐久性が良い屋根材は…

リフォームを考えたとき皆さんが願うことは「2度目のリフォームは考えたくない」と思われるんじゃないでしょうか。

屋根材の耐用年数は最も重要で、生涯の生活に充てる費用の負担を考えればもっともの事ですね。

リフォームとなれば、軽量で耐用年数も長い屋根材が好まれ、20年または30年以上の耐用年数が見込まれる屋根材を選ばれることが多いです。

#️⃣3つのポイントを踏まえ屋根材の種類を徹底比較!!

屋根材を比較する前に、屋根材の種類をご紹介します。どの屋根材にもメリットやデメリットがあるものです。理解したうえで屋根材を選んでみてください。

弊社で取り扱う屋根材の中でご依頼が多い3つの屋根材を比較してみました。

『屋根材の種類』
・金属屋根材(ガルバリウム鋼板/石粒付鋼板)
・アスファルトシングル
・スレート屋根材(コロニアル屋根材ともいう)

ここからは、ご依頼の多い屋根材の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

🔸ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の特徴は、表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンのメッキを施した鋼板で金属屋根としては錆びにくく耐用年数も長いことにあります。

また、遮熱鋼板と断熱材の一体型でその耐久性と遮熱性能は抜群でとても人気の屋根材です。

加えて、屋根材の中でも安価に抑えられることから、金属屋根の定番として大変人気があります。

🔲メリット

軽量で耐用年数が長いだけではなくそのほかにもたくさんのメリットがあります。

1.軽量なので耐震性が高い
2.錆びにくく防水性に優れている
3.施工費用が抑えられる
4.金属素材なので複雑な形状にも対応

安価で軽量、また耐用年数も長いことからカバー工法でのリフォームで多く使われています。

※カバー工法についてはこちら☞【費用を抑え工事期間も短縮できる『カバー工法』について解説します。】で詳しくご紹介しています

🔲デメリット

全てがメリットばかりではないですね。デメリットもあります。

1.施工が難しく板金工の技術が必要(弊社が得意とする分野です)
2.遮音性が低い
3.傷や凹みに弱い

弊社がご提案するガルバリウム鋼板は日本製の『横暖ルーフ』で断熱性に優れた屋根材です。夏の暑さも軽減されます。

ガルバリウム鋼板は安価で軽量にくわえ耐用年数・耐震性、また、どんな形状の屋根でも施工できるなど総合力で高く評価されています。

🔸自然石粒付き鋼板屋根材

ガルバリウム鋼板より耐久性が高く長期に渡り美観を保ち、安価で長寿命であることからメンテナンスコストを抑える事ができます。

自然石を砕いた石粒を表面に敷き詰めた屋根材効果は、金属屋根の弱点とも言われる断熱性や遮音性にも優れ、耐用年数は30年以上と高品質を保ちます。

🔲メリット

長寿命であるが故にメンテナンスフリーと言わ長年に渡り高品質を維持する事は最大のメリット言えますが、そのほかにもメリットがあります。

1.メンテナンスフリーを実現
2.軽量で耐震性や耐火性に優れている
3.自然石粒効果で遮音や遮熱に優れている
4.施工費用が抑えられる
5.どんな屋根にも使えるオールマイティーな屋根材

このように弊社でも自信を持っておすすめできる屋根材の一つです。葺き替えリフォームに、カバー工法などによる重ね葺きに大いに活躍する屋根材です。

🔲デメリット

重宝される屋根材でもこんなデメリットがあります。

1.施工時ある程度の期間石粒が剥がれる
2.ガルバリウム鋼板に比べ断熱性が劣る
3.海外製品なので輸入に頼る
4.やや材料費が高くなる

⚠️断熱効果に関しては、断熱材一体型のガルバリウム鋼板と比較した場合であり、断熱効果が劣る訳ではないです。施工にあたっては下地に断熱シートを施し仕上げます。

⚠️石粒は剥がれる事を想定して作られているので品質には問題なく保証されています。

🔸アスファルトシングル

アスファルトシングル屋根材は海外で100年以上も前から多く使われている屋根材で、日本でもマンションや戸建住居の屋根材として使われています。

特徴はガラス基材にアスファルトを浸透させ、さらに表面に石粒を吹き付け接着したシート状の屋根材で、どんな屋根の形状でも施工できます。

石粒の色によりカラーバリエーションも豊富で、洋風や和風の家にもマッチします。

🔲メリット

アスファルトシングルのメリットをまとめてみました。

1.割れない錆びない
2.石粒効果で傷つきにくい 
3.防水性、耐久性に優れている 
4.軽量で耐震性が高い
5.どんな屋根にも使えるオールマイティーな屋根材

このようなメリットがあり、新築一戸建てに使われていることが多くあります。

🔲デメリット

リフォームを意識してデメリットも知っておかなくてはなりません。

1.強風で剥がれや破れがある
2.5〜10年で定期メンテナンスが必要
3.経年劣化で石粒が落ち見た目も悪くなる

新築の際使われることが多いアスファルトシングル屋根材ですが、弊社ではリフォームの対象となる場合、カバー工法にも対応する金属屋根材を希望されることが多いです。

🔸スレート屋根材

スレート屋根材はコロニアルともカラーベストと言われ、粘板岩を素材とした『天然スレート』や、セメントに繊維素材を混ぜて作られた『化粧スレート』があり、人気の高いのはデザインもカラーバリエーションも豊富な『化粧スレート』です。

天然スレートは高級感のある素材ですが、価格が高いことから現在では使われることはありません。

🔲メリット

化粧スレートの材料にセメントを使用しますが、厚さも薄く重量的には軽量の屋根材として住居への負担が少なく耐震性にも優れています。

また、瓦屋根に比べても安価であることから、普及率も高く和風木造の建物にも多く使われています。

経年劣化と耐用年数が過ぎたスレート屋根は、既存の屋根を残したまま新しく葺くカバー工法が可能です。

🔲デメリット

スレートは防水性が低く割れやすいというデメリットがあります。そのほいかにも経年劣化によりスレートの反りやカビや苔の発生が見受けられます。耐用年数も15〜20年程度なので、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

スレート瓦のメリットを活かして、新築一戸建ての屋根に使われることが多くありますが、弊社では可能な限り費用や施工日数を考慮したカバー工法をご提案させていただきますので、リフォームで使うことは少ないと言えます。

#️⃣屋根材のまとめ

屋根リフォームで多く使われる屋根材は『金属屋根材・アスファルトシングル』です。特に費用を抑えたカバー工法に使われる屋根材として金属屋根材が大変人気があります。

屋根材を選ぶポイントは『価格・デザイン・耐用年数』を参考にするといいでしょう。さらに加えるとしたら軽量で耐震性に優れた屋根材です。

屋根材にはメリットがあればデメリットもあります。弊社では現在の屋根の状況を診断し、最も相応しい屋根材と施工方法をご提案いたしますので安心してご相談ください。

羽村市のT様邸『屋根リフォーム』工事完成!!

T様邸の『屋根リフォーム』がいよいよ完成です。

1日目の下屋根の撤去から野地板を張るまでを紹介しましたが、今回は本屋根の工事に取り掛かり、予定の4日間で工事完了となります。

天候も良く、雨季の工事では、屋根を半分ずつ仕上げていくのですが、この時期は雨も少なく屋根全体のコロニアル屋根材を撤去し、野地板や防水シートを貼るまで一日で完了させます。そして、翌日から一挙に屋根の葺き替えを完了させます。

工事期間は延べ4日間。その工事の過程をご紹介します。

古いコロニアル屋根材を剥がします。

経年劣化でコロニアル屋根材が割れやすくなっていて、足元に気を付けながら丁寧に剥がして行きます。細かな廃材やホコリの落下を防ぐため養生しながら進めます。

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剥がし終えたコロニアル屋根材は、廃棄するため細かく砕き専用の袋に入れ廃棄場まで運びます。これは2004年以前の屋根材には『アスベスト』が含まれていたこともあり、専用の廃棄場で処理する必要があるからです。

今回の場合は2004年以降に作られたコロニアル屋根材なので、アスベストが含まれていることはありません。念のため専門の廃棄場での処理となります。

野地板を貼りその上に防水シートを貼ります。

古い防水シートは古い野地板に貼りついていたりで剥がすことが出来ません。そのため、古い防水シートの上に野地板を貼り、その上に新しい防水シートを貼って行きます。

南側屋根と北側屋根に野地板を張る

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南側屋根及び北側屋根に防水シートを張る

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新しい屋根材を貼って行きます

本来は、防水シートの上に屋根材を貼っていくのですが、外からは熱を遮断し、部屋の中から熱が逃げないよう断熱材を間に挟んで貼って行く方法をご提案しました。ここからは屋根材を葺いていきます。

|役物墨だし

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|断熱材を敷き施し新しく屋根を葺く

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|屋根板金で仕上げ完成です

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今回ご提案した屋根材は、コロニアルよりも耐久年数に優れ、『天然スレートの表情を表現した格調高いデザイン』で尚且つ軽量である、石粒付鋼板屋根材『SKY Metal Slate』を使用しました。

この屋根材の特徴は、『強くて軽い』『地震の横揺れを抑える』『雨音や熱を伝えにくい』『日射熱を和らげる』など、建物に長期的に優しいと評判の屋根材です。材質的に雪止め金具も必要ありません。

|屋根のリフォーム『Before・After』

 

【Before】

【After】

今回のリフォームは、屋根だけではなく、外壁の傷みもあることから、T様からの要望で外装塗装や雨樋、そして、2階ベランダの防水加工に至るまでご依頼を受けたことから、黒を基調にお住い全体のリフォームプランをご提案し完成しました。

まとめ

T様からも、「また新たな住いに大変身したよ!」とお喜びの声を頂き、弊社をお選びいただいたことに感謝いたします。

もし、皆様のお住まいが経年劣化や風害などで、リフォームや部分修理、また、雨樋の交換などお考えの際は、ご相談だけでもいいので、是非、弊社にご連絡いただければ幸いです。必ずご満足いただけるよう社員全員でサポートさせて頂きます。 

ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。今回の『屋根・外壁』工事に関しましては別途ご契約から完成まで、弊社HPで詳しくご紹介させて頂きます。皆様のリフォームのご参考になれば幸いです。