費用を抑え工事期間も短縮できる『カバー工法』について解説します。

最近、屋根の修理やリフォームが必要な劣化サインを発見したが工事の方法や費用はどのくらいかかるのか悩んでおられませんか!?

実際に、屋根リフォーム工事となると、できれば費用を抑え工事期間も短くしたいとお思いの方は少なくないですね!!

そこで今回は、屋根のリフォームにかかる期間が比較的短く、気になる費用も抑えるることができる『カバー工法』について解説します。

屋根の劣化サインを発見したら、まず屋根専門業者の『株式会社丸石』にお尋ねください。屋根の診断から、現在の状況やどういった工事が可能なのか詳しくご説明させていただきます。【お問い合わせフォームはこちらから】

屋根の劣化サインに関しては『屋根修理・リフォームが必要な屋根の劣化サインとは!?』をぜひご参照ください。

屋根リフォーム『カバー工法』とは!?

F様邸カバー工事着工前と完成の比較

屋根の修理やリフォームの方法は基本的に『カバー工法と葺き替え工事』に分かれます。

今回ご紹介するのが、比較的『価格を抑えしかも工事期間が短い』カバー工法です。

|カバー工法の仕組みと方法

カバー工法は、既存の屋根をそのまま残し、その上に直接防水シート(ルーフィング)を張り、軽量の金属屋根を葺く方法です。

経年劣化した古い屋根の上に軽い金属屋根を葺くことで、古い屋根をはがし処分する費用が掛からず、はがす作業に時間を費やすことがないので、費用も工事期間も短縮することができます。

【画像で紹介『カバー工法の仕組み』】

一般的に多いのは、スレート屋根(コロニアル屋根ともいう)の上に防水シート(ルーフィング)を張り、軽量の金属屋根材(ガルバリュウム鋼板やジンカリウム鋼板)を葺く工法が多く行われています。

|どんな屋根でもカバー工法は可能なのか

結論から言いますと・・・

カバー工法が可能な屋根は限定されます。

カバー工法が出来ない理由は大きく分けて3つあります。

  1. 全ての屋根にカバー工法が適用されるわけではありません。スレート屋根でも劣化が進み下地材(野地板)まで傷みがひどいい場合はカバー工法はできません。
  2. カバー工法は屋根がフラットな状態でなければなりません。従いまして、瓦屋根の場合などは適用外となります。また、瓦屋根は重くその上に屋根を重ね葺きすると重量が加算されます。
  3. 古い屋根がトタンの場合、経年劣化が進むと金属の腐食が激しくサビや下地材(野地板)まで傷んでいることが多いため、そもそもカバー工法が出来な場合があります。

このように、屋根の築年数や屋根材によってカバー工法をしたくてもできない場合があります。

カバー工法が多く使われるスレート屋根でも、築年数が40年以上経っている、自然災害で破損がひどく下地材まで傷んでいるなどの場合はカバー工法は避けた方がいいでしょう。

|カバー工法の耐久年数は

屋根リフォームするうえで気になるのが葺き替えた屋根の耐久年数ですね。

金属屋根『例えばガルバリュウム鋼板』の場合は30年以上の耐久性が期待でき、現在でも多くのオーナー様から喜ばれています。

スレート屋根の寿命は築20~30年ですので、築10~20年のご住居にお住まいの方は、そろそろ劣化サインが出ている可能性が高いので、カバー工法でのリフォーム時期といえます。

 

カバー工法のメリットとデメリット

F様邸カバー工事完成

 

カバー工法の仕組みを解説しましたが、どのようなリフォーム工事にもメリットあるいはデメリットがあります。

|カバー工法のメリット

カバー工法の下記5つのメリットが考えられます。

  1. 古い屋根をそのまま利用するので廃材が出ない
  2. 廃材処理費用がかからない
  3. 古い屋根の撤去作業がないので工期を短縮することができる
  4. 結果的に二重屋根となるので断熱性や遮音性が増す
  5. 環境負荷が少ない

廃材が出ないのは地球環境に優しい工法といえます。

|カバー工法のデメリット

メリットがあれはその反面デメリットも潜んでいます

  1. 既存の屋根材によってカバー工法が出来ない(カバー工法は限定される)
  2. 二重屋根となるので少し屋根の重量が増す
  3. 屋根の劣化状態によってカバー工法が出来ない場合がある
  4. 屋根材は金属屋根など限定される

このように、既存の屋根材によってはカバー工法が出来ない場合や、新しく張る屋根材がほぼ金属屋根に限定されます。

弊社は、現状の屋根診断から最も適した葺き替え方法をご提案させていただき、その理由を詳しくご説明させていただきますのでご安心ください。

カバー工法にかかる費用

F様邸カバー工事完成

 

もっとも気になるのは施工費用ですね。

カバー工法は、費用が抑えられる工事です。また、工事期間も短く工事期間中もご自宅の出入りにも支障をきたすことはありません。

では、気になるカバー工法の費用は・・・

屋根の広さにより費用は変わります。

あくまで目安ですが、弊社では平均的な屋根の広さですと

金属屋根(ガルバリュウム鋼板)で約50万~(状況により野地板の修理交換が必要な場合は費用がかかります)

安全のため足場設置費は別途20~30万円程度かかります。

弊社は屋根専門業者です。弊社が直接施工しますので施工費もご納得いただけると存じます。まずは屋根の診断とお見積りをご要望ください。

カバー工法のまとめ

今回は屋根リフォームで費用を抑え工事期間も短縮できるカバー工法についてご紹介しましたがいかがでしたか。

屋根の経年劣化、最も劣化サインが多いのは築10年以上20年未満のスレート屋根です。リフォームが必要だが大がかりな葺き替え工事は避けたい、費用を抑えたいなどいろんな問題を抱え悩むところですね。

今回のblogでご紹介しましたカバー工法はそんな問題を解決できる屋根リフォーム工事です。

ご自宅の屋根に劣化サインを見つけたら、ぜひ屋根専門業の丸石にお尋ねください。屋根の診断からお見積りまで無料でご提案させていただきます。

株式会社丸石は、いつまでも安全安心で暮らせる家作りに貢献してまいります。

屋根修理・リフォームが必要な屋根の劣化サインとは!?

みなさんこんにちは。屋根専門業者 株式会社 丸石のHP担当Tです。

今回は、屋根のトラブルで修理やリフォームが必要な時期につて、いつ!どんな時!何を見て判断するのか!?

そんな、屋根のトラブルの判断基準についてご紹介します。

 

屋根が訴える修理・リフォームの劣化サインとは!?

屋根の寿命(耐用年数)は屋根材にもよりますが約15年〜40年(日本瓦は100年)と言われています。これは、耐用年数まで引き延ばすためには、それぞれ屋根材のメンテナンスが必要でその時期も8年〜30年です。

【屋根耐用年数表】

【屋根材】【耐用年数】
トタン屋根10〜20年
ガルバリウム鋼板20〜30年
スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)15〜25年
アスファルトシングル20〜30年
セメント瓦系30〜40年
粘土瓦(日本瓦)50以上(100年とも)

しかし、ある程度築年数が経過すると経年劣化や自然災害などで屋根も傷んでくるものです。特に地震や風災では耐用年数に関係なく屋根が傷みます。

と言っても判断基準がわからないと、どのような状態が劣化サインなのか判断できないですよね。

そこで、屋根の状態を知るには、屋根やその周りをよく観察して、気になる場所を見つけることが大切で、それが劣化サインなんです。

もし1ヶ所でも見つかれば、それは屋根の劣化サインと思ってください。

 

屋根の劣化サインを見つける方法!!

屋根の劣化サインを見つける方法は、下記10ヶ所の劣化ポイントを観察してみると良いでしょう。参考までに劣化ポイントを図で説明します。

🟨観察する10カ所のポイント

【10ヶ所の観察ポイントを図で解説します】

 

家が建ち住み始めた時から劣化が始まっています。年数を重ねることで起きる経年劣化は必ず起こります。いかに、メンテナンスをおこない屋根を長持ちさせるかです。

気になり始めたら下記項目10ヵ所ををチェックしてみてください。

図に示す10ヶ所のポイントは下記項目になります
1.お住まいの築年数
2.経年劣化の程度(全体を観察して)
3.屋根の劣化(部分的に)
4.瓦やスレートにずれ
5.瓦やスレートのひび割れ
6.金属屋根のサビ
7.金属屋根の色褪せ
8.板金の不具合やサビがないか
9.部屋の天井に雨漏り
10.雨樋の状況(雨漏り・詰まり・色褪せ・割れ)

異常や気になるところをくまなく観察することでお住まいの状況を把握することができます。まだ大丈夫と思っていても、経年劣化は日々進んでいます。

🟨チェック表を作成してみましょう!

観察の際はチェック表を作成し、気になる項目に〇を付けます。難しく考えないで、初見の判断として気になるところをチェックする程度です。

【チェック表の参考例】

【チェック項目】【よい】【少し気になる】【とても気になる】
築年数築15年 ◯
全体の経年劣化度
屋根の劣化
瓦・スレートのずれ
瓦・スレートのひび
金属屋根のサビ
金属屋根の色褪せ
板金の不具合
天井の雨漏り
雨樋の状況(色褪せ)

例えばこのように、チェック表に記入してみて気になる部分が多いほど屋根が悲鳴を上げている可能性があります。これは屋根が修理やリフォームが必要だとサインを出していると思ってください。

屋根材により耐用年数も異なりますので、お住まいの屋根はどのような屋根材を使用しているか、まず調べておきましょう。

チェックする際、直接危険な屋根に上って観察するのは怪我のもとです。決してご自身が屋根に上ることはやめいてください。本当に危険です!!!

カメラで写真を撮っておくといいです。ご相談時の参考資料となります。

❣️どうしても屋根に上る必要があると判断した場合、すぐに屋根専門業者『株式会社丸石』にご連絡ください。無料で診断させていただきます❣️

こんな状態は要注意!!屋根の劣化サイン

参考までに、劣化サインで多い屋根材のヒビや割れ、苔やサビの発生などを画像でご紹介します。

屋根にひびや割れ(スレート・コロニアル・カラーベスト・瓦)
スレート屋根や瓦屋根に多いのが経年劣化や自然災害でヒビや割れがあったり、ひどい時にはゆがんだりします。放っておくと傷んだ箇所から雨水が漏れ、天井雨漏りの原因にもなります。

屋根に『苔・藻・カビ』が発生
屋根も年数が経てば徐々に汚れ『苔・藻・カビ』が発生してきます。放置しておくと黒ずみ美観の問題や屋根材の劣化を早めてしまう可能性があります。

金属屋根にサビが発生(トタン・カルバリウム鋼板)
トタンやガルバリウム鋼板などの金属屋根に発生するサビは、放置しておくと穴が空きそこから雨水が入り雨漏りの原因になります。特にトタン屋根は他の屋根材より耐用年数も短いのでサビを発見したら修理が必要です。
 

金属屋根に退色や変色などで色褪せる
年数が経てば退色や変色など色褪せてきます。放置しておくと美観も損ない屋根材そのものの寿命を縮めてしまいます。劣化が進みすぎると内部まで傷み屋根の取り替えが必要になります。
 

雨樋の詰まりや色褪せ
雨樋も屋根同様年数が経てば徐々に傷んできます。特に目立つのが太陽光で色褪せ、また、一見問題ないように思われがちな雨樋ですが、飛んでくる落ち葉などで詰まっている場合があります。

今回は、5つの劣化サインをご紹介しましたがいかがでしたか。

まだまだたくさん劣化ポイントがあります。今後は、屋根材による劣化サインだけでなく、修理やリフォームが必要な屋根の状態についてもブログでご紹介していきます。

屋根の劣化サインのまとめ

屋根は修理やリフォームが必要なとき屋根自ら劣化サインを出してくれます。これは、放置すれば屋根だけじゃなく、お住いの内部まで傷んでくるよというサインです。

屋根の耐用年数は屋根材により15年〜40年といわれていますが、年数を重ねると経年劣化で耐用年数の途中でも傷んできます。

放置しておくと屋根の寿命を短くしてしまうほか、家の内部に雨漏りして大掛かりな修理工事が必要ほど傷んできます。

新築の時はとてもきれいで屋根の劣化を意識するまでにはいかないでしょう。それでも、屋根を長持ちさせるには屋根の状態を知ることが大切です。

そのためにも、屋根のチェックとメンテナンスは不可欠です。屋根の劣化サインをいち早く見つけて大切な屋根を守ってください。

羽村市のT様邸『屋根リフォーム』工事着工!!

皆さんこんにちは

(株)丸石HP担当のTです。

今回は、東京は羽村市の『T様邸』の『屋根リフォーム工事』着工に伴い、オーナー様にご了承を頂き、blogでご紹介させていただきます。

今回のご依頼は、経年劣化もさることながら、台風などの強い風のあおりを受けたりしたことが原因で、屋根材の破損やひび割れなど目立ってきたので、屋根の葺き替えのご相談を受け診断させて頂きました。

その結果、屋根材の破損やひび割れが随所に見られたので、その旨を具体的にご報告し、オーナー様より工事の依頼をお受けすることなりました。

今回使用する屋根材は、古いコロニアル屋根から耐久性に優れた、ちょっぴりお洒落な感じの『SKY Metal Roof』の格調高いデザインの『SKY Metal Slate』を使います。お洒落ですよ!色はチャコールです。

完成まで「私たちにお任せあれ~~~<(_ _)>」

屋根リフォーム着工

今回のご提案は、屋根の葺き替えだけでなく、外壁(サイディング)の劣化も進んでいることから、外壁塗装もご依頼を受け、屋根葺き替え工事の前に外壁塗装工事を完了させています。

1日目『下屋根の改修工事』

T様邸の屋根の構造は上屋根(本屋根)と下屋根があり、1日目は、下屋根の古い屋根材を撤去し、下地の野地板や防水シートを張って行く作業です。

1.【下屋根の現状と屋根材の剥がし】

写真は、玄関屋根。現状の古いコロニアル屋根材です。この屋根材を全て剥がして行きます。

 

お風呂場に施されている下屋根。玄関と同じく、下屋根の古いコロニアル屋根材を剥がして行きます。

 

 

2.【野地板(コンパネ)張】

 

 

古いコロニアル屋根材を剥がし終えたら、下地である『野地板(コンパネ12mm)』を張って行きます。

 

 

3.【防水シートを張る】

 

野地板が張り終わると、その上に防水シートを全面に張って行きます。これで大雨になっても野地板まで水が漏ってくることはなく安心です。

 

 

古いコロニアル屋根材を剥がし、野地板、更に防水シートを張る作業が完了しました。1日目は下屋根の剥がしから、下地である野地板及び防水シート張りまでご紹介しましたが、2日目からいよいよ本屋根にかかります。

その着工から完成まで、随時blogで紹介していきますよ~~。

T様邸の完成まであと4日(足場撤去まで)です。とても素敵な家に生まれ変わります・・・。

今回の工事内容は、外壁塗装工事含め、T様邸の工事全般のご紹介として弊社HPで具体例をご紹介させて頂きます。ご自宅のリフォームの参考にしていただければ幸いです。

いつ終息する新型コロナウイルス

皆さんこんにちは

HP企画管理の「T」です。

緊急事態宣言も延長、全世界で大変なことが起こっています。まるで小説の世界が今まさに現実の世界として始まっているのでしょうか。

どうか、皆さん、この新型コロナウイルスに感染しないようご自身をお守りください。

「stay home」

頑張りましょう(`・ω・´)b

 

このようなことが起きても、私たちは、皆様の大切な家をお守りします。傷ついた屋根、経年劣化、雨漏その他、お困りではないでしょうか。皆様のご期待にお応えできるよう邁進いたします。

もし、お困りのことがございましたら、遠慮なくお問い合わせください。

世界中が新型コロナウイルスの猛威、何もなかったようにやってくるのが野鳥たちです。

今年も夏鳥の代表となる「キビタキ君」が元気に顔を出してくれました。(当然ですが「オオルリ」もやってきましたが、残念ながら私はお目にかからずでした)

 

外出自粛中で、野鳥観察ができなく、というより、現れるタイミングが合わず、行っても居ない、鳴き声はすれど姿見せない。

長時間の野鳥観察は出来ないし、人出を避け、散歩のタイミングを午前中1時間か夕方の1時間と人出を避け、接触しないような時間帯に散歩する。これじゃ野鳥にも出会わないです。

それがたまたま、居たんですよ。誰も居ない公園に。小さな山の登山口の公園に。

 

30分ほど遊んでくれました。綺麗な鳴き声で囀り、聴いていて飽きないです。文字でお伝えすることができないのが残念です。80枚ほど撮りましたが、お見せできるのはほんの数枚です。


【野鳥の豆知識】

キビタキってこんな鳥
スズメ目、ヒタキ科、キビタキ属、14cmと小さい夏鳥。喉が綺麗な橙色で胸や目の上の班は黄色で羽根には白い班があるのが♂です。とてもきれいな声で囀ります。夏鳥として、平地から山地の落葉広葉樹林に渡来する。

そしてこんな場面に、ムクドリの水浴びです。

最後に「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」でおなじみの芍薬の写真です。

少しの癒しに「芍薬」の花です。

芍薬

ではまた、ブログでお会いしましょう。